おすもうさん
空手家になれません。だって関取なんだもん☆
ごっつぁんです。たまには仮病も使っちゃう☆
こんばんわ。
「この刺身を作ったのはだれだぁ!!」
ぎゃあ、美味しんぼ見てたらこんな時間だ。
おもしろいなぁブラックさん。
そんなこんなで何も書くことがないな。ネタも探してないや。
三毛猫さんと頃の夏コミ本が落ちそうとかなんとか。いやほぼダメだとかで。
6月7月忙しかったもんなぁ。うちのサークルの人達もみんな大変そうだったし。
深い事情も知っているがここで書く訳にもいかんが・・・締め切りは守ろうぜみんな☆
555決め技集
平成ではコレが一番好きだ。
独歩ちゃんのリボン
ん、ノーコメントでー。
↓オリジナル小説・ボウズマン4話の2。
さて、コロニードームには消灯日というのがある。
20数年ほど前に戦争で電力が急激に手に入りにくくなった事があり、それ以来、三ヶ月に一度夜の間に一部の機関以外は完全に照明電力をカットするというものだ。
現在は問題がないのだが、習慣として残ってしまっているのだ。
自己発電の照明などを用意する人もいるが、宇宙ドームでの暗闇は非常に深く、大概の人間は大人しく寝ている。
そういう事なのでトッシュはバッテリー用のライトを持ってくると家に帰り、ファニーも親が心配するので家に帰った。
しかしそろそろ消灯というのにトッシュが帰ってこない。
「こりゃあトッシュのヤツ、おっかさんにつかまったな」
ライクは呟くと、残り少ないバッテリー残量のライトを付けた。そん瞬間、あたりが真っ暗になった。
「もって三時間かな。切れちまったら適当にそこらへんで寝ようぜ」
と、毛布等を用意した。
「ビブリーは帰らなくていいのか?」
「機械いじりしてるっていうと、大概の事は許してくれるんだ。
親父が似たような子供だったらしくてさ。母さんは少しうるさいかもしれないけどね」
笑いながら事も無げに言った。
「よし、じゃー俺は、シミュレーターってのをやってくっかなー。たのむぜボウズマン」
『了解だ。健闘を祈る』
ライクはハッチを閉じると一人用のシミュレーターを起動させた。
「…お前がいてくれて助かった。あの2人ではこんなにスムーズには作業が進まなかった」
二人きりになってしまい、無言の居心地が悪いのか、めずらしくサエジマが自分からビブリーに話し掛けた。
「いや、サエジマ君がいなかったら僕もどこを修理すればいいか分からないからね。すごいと思うよ君は」
ビブリーが微笑みかけると、サエジマはうつむき加減に小さく笑った。
この2人に関わらず、トッシュとライク以外は同じクラスでありながらほとんど会話をした事がないのだ。
そんな中、順調にシミュレーターを堪能していたライクであったが、突然にシミュレーターがカットされた。
「ん、故障か!?」
『敵機接近。こちらに向かっている。迎撃をオススメする』
「ん?何だって、シミュレーターは…?」
『シミュレーターの話ではない』
ボウズマンがそう言った直後に外からハッチが開けられた。
「どう言うことだって?」
ハッチをあけたサエジマがボウズマンに尋ねた。
『分からない。だが私の中のデータが、こちらに向かっている相手が敵だと訴えている』
サエジマがレーダー系をいじると、二機の機影が反応した。
「…くそっ、取り返しに来たのか…?起動反応を読まれたか」
一人ごちるサエジマは、突然ドームを襲った揺れにバランスを崩して、後部コクピットに入ってしまった。
「な、何だ!?」
すると、街の方が炎上しているのが光で分かった。
「…マジだぜこいつは…や、やるか?」
『相手はデータにない新型だ。数も相手が勝っている。恐らくパイロットも経験者だろう。以上の事から勝率はきわめて低いと判断する』
淡々と告げるボウズマン。
「だ、だけどよ、あいつらに渡しちまったら、お別れだろ!?」
『そうなると思う。だが、君たちの命には返られない』
ボウズマンがそう言った瞬間、ライクは目を見開き、ハッチを閉じる。
「ビブリー、降りろ、こいつを動かす!」
「えっ?ええっ!?」
ビブリーは慌ててボウズマンの上から降りると、ボウズマンがゆっくりと立ち上がった。
「おい!どうするつもりだ!!」
後部座席のサエジマが前座席のライクに怒鳴った。
「戦うんだよ!やれるだけやってやる!」
「いきなり発砲するとはどういうつもりだ!」
テグスはネヒーテが撃って炎上した建物を見下ろして怒鳴った。
「あの家が生意気に個性的なデザインだったもんでね、イラッと来ちまったのさ」
ネヒーテは笑いながら返した。
(くっ…この女は)
テグスは内心憤りつつも、クノウヘンを機体反応に向けて進ませた。
「ん!?機体反応が移動している…?機動したのか!?」
「なんだって?ふふふ、楽しくなってきたじゃないか。私の獲物だからね!」
と、ネヒーテが飛び出していった。
「あっ! おい!…機体は回収しろと言われているんだぞ!」
テグスもその後を追った。
つづく。