土曜の牛
こども「土曜の牛、土曜の牛は、日曜にはどうなっちゃうの?」
ドナドナドーナドーナー♪
こども「ど、土曜のうしー!!」
こんばんわ。
最近テレビ付けたらギャル曽根が出ててなんかしら食ってる。
大丈夫か彼女・・・?
元々食うつっても体にいいわけはないだろうし。
俺の胃袋は宇宙だ!(古)
コバヤシとどっちがすげぇだろう。こーばっやっしー♪
電王文具
欲しいなちょっと(笑)
小説はじめまーす。
↓オリジナルロボットモノ『ボウズマン』1話。
第1話(1)『巨大ロボと出会った日』
「ファンキー?(ノッてる?)」
「ファンキー(まあまあ)」
ハイスクールの授業を終えたトッシュとライクはいつもの挨拶を交わすと、横に並んで歩き出した。
「見てくれよライク、コイツ最高にファンキーだぜ」
と、トッシュは自分のジャンパーの背中に刺繍されたドラゴンタトゥーを見せた。
「ジパニーズノボリリューだぜぇ!」
「げー、それをジャンパーに縫いこんじまうセンスがわかんねー」
「ばっか、そこがオリエンタルワビサビだぜ」
そんな感じで仲のいい2人は親友であり、いつもつるんでいる悪友なのだ。
「今日センコーがよ『将来の事はどうするんだ?』なんて聞きやがるのよ」
「ほー、で、どう答えたのよ」
「おおよ、言ってやったね、宇宙一のロックンローラーになってやるってよ」
その答えにしばし2人は停止すると、ややあって顔を合わせニヤリとすると、ノリのままでエアギターに入った。
「イエイ、ファンキー!ロケンロー!」
「俺らの未来は明るいぜベイベー!」
心なしかエレキギターの音すら聞こえてくるほどの能天気ぶりだ。
「ともあれ、進級ヤベーってなモンでママはカンカンよ」
「じゃあ今日は秘密基地に退避だぁな、あはははは」
「何言ってんだよ、お前だってどっこいな成績だろうがよ」
彼らの成績は学年で2位3位を競うほどのものだ。
「バッカだなぁライクよ、ロッケンローラーに勉強は必要ないぜ!」
「…それもそうだなぁ」
「だろー!?ファンキー?」
「ファンキー!イェーィ!」
パチンと手を叩く2人であった。
コロニードーム7番。人類が宇宙に(略)という事でトッシュ達はこのコロニードームで生まれ育ったのだ。
コロニードームは自転により重力を保つ従来のコロニーとは違い、半重力システムが組み込まれている。
これにより、50万人が限度だったコロニーよりも多数の人間が暮らす事が可能になっている。
すでに建設から50年は経過しており、世代が根付くには十分な時間が経っている。
とはいえ、コロニーがドームととしての形をとってからの初期の方に作られたコロニードームの為、次々と新しいドームに引っ越す人々も多く、7番ドームは過疎るとまでは行かないものの、かなり人が住むに余裕のあるドームとなっている。
その為に、トッシュやライクが秘密基地と称して森の廃屋を利用するなんて事も出来ており、すでにそんな遠い惑星のノスタルジーを生み出せるほどに寂れている部分も多いのだ。
「実はさあ、さっきのセンコーじゃないけど、親父が言うんだよね。これ以上この成績が続くんなら、軍人養成ドームに送るってさあ」
秘密基地の廃屋に置いてあるソファーに倒れるように座ると、ライクが言った。
「げっ、マジかよ!?じゃあバンドどうすんだよ!?俺と2人でヴァンズを目指すんじゃなかったのかよ!?」
『ヴァンズ・エンド・ロウゼンス』
コロニーバンドで過去に一世を風靡したハードロックバンドだ。
ライクはそこのギタリスト『ガイ・スタンセン』に憧れているのだ。
「俺だって軍人なんてヤだよ。奴らロックンロールと真逆にいるような人種だぜぇ?宗教家と軍人はロックの敵だってのによ。親父のヤツ、それ知っててイヤガラセだぜきっと」
人類が宇宙に出たあたりに出てきたクリスタンと呼ばれる、宇宙の民を救うというメサイヤ『クリスタ・ヤース』をまつる宗教集団で、当時の宇宙に出た一般人の不安な心に的中したのか、すさまじい信者の数がおり、それから数百年と経った今でも根底にその宗教理論を持つ人間が数多い。
しかしそれによる争いも多くなり、クリスタ教をよく思わない人間も出てきた。
そんな救世主を批判したヴァンズの楽曲『アンチ・ク・リスタ』は凄まじい売上げを記録したが、熱心なクリスタ教徒により差し止めとなり発禁、ヴァンズの伝説として名高いエピソードになった。
その時に会見でヴァンズのボーカリスト『アリアス・メイデス』はこうテレビで言った。
『おお全能なるクリスタよ、あなたは何故私に試練をお与えになるのですか?高いところで見てないで降りて来な、俺がクロスでファックしてやるぜ』
とテレビカメラに向かい舌を出した。
「まあそうなった場合よ、俺のところに養子に来いよ。バークレイ兄弟バンドも悪かねえしよ」
ちなみにトッシュ・バークレーとラルク・シルベスタというのが2人のファーストネームだ。
「それも悪くないケドやめとくぜ。親父はともかく、俺はママを愛してるからな」
「お前の母ちゃんの作るポテトパイは最高だもんな」
どこか抜けた会話をしつつ、二人はどうにはなれ離れにならない方法を導き出すために、ない頭脳を稼動させる。
勉強しようという結論はハナから存在しないのがこの2人だ。
「まあ、なるようになっちゃった時に考えようぜ。って事で今はパーっと行っとこうぜ」
「おういいね、パーっとね…って何でパーってすんだよ?」
「ふふふー」
トッシュはその質問を待ってましたともったいぶった笑いを浮かべた。
つづく