黄金バット
『睾丸バットでいいやん』
そのものじゃないか。
こんばんわ。
やっぱ鶏肉だよね。肉食った。それだけさ。
はらむっつ
はらむっつになりたーい!
SFCギャル萌え1、2回。
いけるクチです。ドットバンザイ。
じれっタイガー
うちの猫なんぞ絶対潜れないぞ・・・猫科のくせにぃ。
↓小説・武者アストレイ34話。絵なし。
第34話『双徒・空魅帝(そうど・からみてい)兄弟』
風花の判断で、武留宇一向は戯画不老都(ギガフロート)に来ている。
発案者曰くは、距離としては佐伯の城の方が近いが、恐らくは宇角はそちらに避難している。
今度あんな襲われ方をしてはたまらんという事で、戯画不老都(ギガフロート)ならば迎撃もしやすいとの事だ。
「また、派手にやらかしたわね」
動けない武留宇を見ながら恵里香がため息混じりに言う。
「透軽流(すけいる)の鎧がなければ死んでいたわね」
「直るか?」
「無理ねー、ボロボロだわ。この鎧を作った人って天才だわ。復元出来たしても元の機能を取り戻すことはできないわね」
恵里香はちらりとひしゃげた鎧の一部に目を移した。
「こうなったら・・・造るしかないわね、新しい鎧」
「・・・出来るのか?」
「あなた用ってワケではなかったのだけれど、少し試してみたい製法があって造っていた途中だったの。それでよければ」
今の武留宇にはそれを断る理由はない。
「・・・しかし、いいのか?今度こそ誤悪留怒に逆らう事になるのだぞ?」
恵里香は魏那軍の命令で王武に忍び込んでいる人間なのだ。
「・・・魏那王が死んで、人間は必要なくなったのよ。それに誤悪留怒本人は私も好きではないもの」
と、優しく笑って返答した。
「それに、もうすぐ出来上がるの」
「・・・まさか」
「そう、あなたの剣よ。それを使う前に死なれては困るもの」
恵里香はそう言うと、武留宇の体の修理をはじめた。
そんな感じで戯画不老都(ギガフロート)にて幾日かの時が過ぎた。
「剣術を教えろ?」
零怒の言葉に香雅里(かがり)が頭をたてに振る。
「・・・いても立ってもいられないんだ、自分が無力なのも・・・だから私も戦えるようにしたい」
「別に構わんが・・・どう思う風花?」
「な、なんでそんな子供に意見を求める!」
風花に問い掛けた零怒の行動に、香雅里は自分の意思が軽いものに見られたと思ったのだ。
「姫様、風花は国の規模は違うとはいえ、上に立つものとしての心構えを持って生きておりますれば・・・姫も学ぶところも多かろうと思いますが?」
武留宇が話に入って来た。
「わ、私がこの子供に劣るとでも言うのか!?」
「・・・焦るも分かりますが、上に立つものがそうイライラしては士気にもかかわると言ってるんです」
その言葉に香雅里は言葉につまり、怒りを込めたまま向こうに行ってしまった。
「ははは、かわいいではないか」
香雅里の背中を見送りつつ、おかしげに零怒が言う。
「・・・風花、気にしなくていい」
「気にするもどうも、勝手にお前たちが口論していただけではないか」
風花は呆れ気味に武留宇に返す。
「風花は自分より未成熟の相手に何か言われたところで気にするような度量の人間ではない」
零怒が笑いながら言った。零怒は風花を買っているらしい。
「ま、王武の眷属国でなくて良かった、程度には思ったがの」
と、零怒と風花の2人は大笑いした。
その夜、戯画不老都(ギガフロート)に二つの影が降り立った。
双徒・空魅帝(そうど・からみてい)の兄弟である。その瞳が怪しく光る。
「兄者・・・闇討ちとは卑怯ではござらぬか?」
赤い空魅帝、江戸(えど)は兄の背に問う。
「ふん、ならば白昼堂々と玄関から向かえというのか?」
「兄上は勝てる自信がないのか?」
「何を馬鹿な、相手はただのMSだぞ?」
「自信があるならば正面から真っ向で勝負するのが侍ではないのか?」
江戸の言葉に空魅帝は刀を抜いて江戸に突きつけた。
「やかましい!魔族になってまで何が侍だ!」
「ワシは別に魔族になんぞなりたくはなかったし、あんな金黒の輩の下で働くのも了承はしとらんわ」
と、その刀を手の甲で鬱陶しそうに跳ね飛ばす。
「この・・・お前なんか剣の腕だけが取り柄の阿呆だから、この兄が導いてやってるんだ!俺の言うとおりにしていればマチガイなんぞないんだよ!」
ヒステリックに空魅帝が叫ぶと、江戸はやれやれという風に意見を収めた。
続く