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自賠責保険

自賠責保険というのをジ・ヴァイセキ保険と呼んでみた。
けっこーしーあーわーせー♪
こんばんわ。

真夜中に救急車呼び出してまでの結果が食中りでは困ったものですが。
まあこれでしばらく大人しくするでしょう我が母。
軽自動車説払った後に本屋よってエレキング8巻とサクラ町さいず4巻とこんぺいともう一冊4コマを購入。
大橋ツヨシの漫画は多分でてる奴は全部持ってます。
松田円はスパロボの4コマでお気に入りの人でした。普通の4コマまでデビューしてた時は嬉しかった。
ふじのはるかも出てる奴は一通り揃えてる。
こんぺいと!は派遣社員松島喜久治の日の出板硝子編のキャラが別4コマに。
日の出板硝子編は一番好きなので嬉しい限り。
あと一冊は同じ巻の持ってた・・・とほほ。
適当に買ってきて揃えないで置いてるからよくダブるんだよなぁ。警戒してラディカルホスピタルの12巻を買うのをやめてしまった。
ああ、持ってなかった・・・出るの早すぎだラディカルホスピタル
でもひらのあゆは二巻で終わった派遣モノの方が好きでした。

かわいかったので。


↓オリジナル小説・武者アストレイ22話。絵なし。



第22話『浮遊島の分断』
「あんな事を言ってしまってよかったのか?」
「なに、あの干物がどうしても食いたいと思ってなぁ」
 異雷蛇の言葉に、菊一文字の手入れをしつつ零怒は笑いながら答えた。
「アレはきっと酒とあうぞ」
 実際、この閉鎖空間での鳴海の楽しみの一つである。
「ワリと困った人だなあんた・・・しかし本当に手伝わなくていいのかな?」
「いざという時に任をまっとう出来なければ意味はないしな。雇われ用心棒達にしても、そこは契約に含まれてはいないのだろうしな」
 手入れをしている菊一文字をかざして刀身を確かめる。
「いつでも戦える用意をしておくのが、今の俺達に出来ることだ」
 そう言って、刀を鞘に納めた。

 武留宇と風花は、恵里香にある依頼をしていた。
 武留宇はこれからの戦いに、零怒の菊一文字のような業物を手にしたいと考えたのだ。
 恵里香は優秀な技師である為に、その作成を頼んでいるのだ。
「実際の所、私と兄では戦い方がまるで違う。だからいくら優れているとはいえ、菊一文字と同じものでは私には扱いきれない」
 刀一本でその技量でモノをいわせまかり通る零怒の戦い方と違い、武留宇は武器や道具による変則的な戦い方をマスターしたいと思っていた。
「なるほどねぇ・・・それじゃあ、多目的に変形する武器が必要って事ね」
 ある時は剣に、ある時は銃に。そんな武器が。
「なるほどね・・・それでいて強度に優れなければいけないわけか」
 恵里香はしばし考えて、設計図を眺める。
「無理だろうか?」
「いいえ、時間はかかるけれど、やってやれない事はないわ」
 恵里香は微笑みながら答える。技術者として作ってみたいという好奇心的な笑顔だ。
「のう、コレ零怒の符雷飛(ふらいと)のように羽根になって、武留宇が飛べるようになるとか出来ないものかの?」
 風花が設計図を覗き込むと、軽い感じで提案した。
「・・・ちょ、ちょっと待ってね・・・そうすると、強度と軽さと、構造上のえー・・・」
 ふと軽い気持ちで出した風花の提案を、恵里香の頭の中でソレを組み込めるように、すさまじい計算が飛び交っているようだ。
「あー、いや、そうなったら便利だなーと思った程度なので、そう真剣に考えてもらわんで構わん」
 技術者に安易にこうなったらいいな発言はしてはいけない。という事を風花は学んだ。

 さて、戯画不老都(ギガフロート)というのは、ただ浮遊島を連結しているだけというわけではなく、浮遊島には進む方向が決まっているものがある。
 それを計算して方向をあわせて組み立てているのだ。
 適当に組み立てた場合、各々の進む方向に引っ張られて島がバラバラになってしまう。
 もう一つ、ただその場に浮遊する大陸を作るならそれだけでいいのだが、島自体を自由に移動させる為に、特別に強い引力島を四方に配備して、それを切り離したり連結させたりで、それを行える構造になっている。
 それだけにこの端の島の役割りは重要であり、また、ここに何かあると、その引力の強さに、今の連結部がバラバラに崩壊しかねないのである。
 そして、そこの連結が緩んでいた。工事の不備ではない。思った以上にその島の引力が強力だったのだ。
 そして、戯画不老都全体を揺れが襲ってきた。
「今すぐに切り離さないとバラバラになっちまう・・・!」
 駆けつけた鳴海は絶望的な表情で呟く。切り離すにしても繋ぎ止めるにしても時間がない。作業をしている間に倒壊してしまう。
「いいだろう、俺が分断してやる」
 零怒はそう言って菊一文字を抜き放つ。
「ば、馬鹿やろう!そんな刀一つでどうしようっていうんだ! 大体、分断できたとして、ちゃんと計算された上で切り離さんと、どちらにしろ分裂しちまうんだぞ!」
 鳴海が怒鳴るが、零怒はすっと菊一文字を振り上げ、大きく息を吐く。
「・・・ようは、強い引力分を斬り離せられればいいのだろう?」
「少しでも間違えば違う引力石に引かれちまってダメだと言っているんだ!」
「・・・見えた!!」
 零怒は吠えると、菊一文字を縦一文字に振り下ろした。
 剣圧の真空刃が走り、一瞬にして島の一部を分断して切り離した。
「ああっ!?」
 鳴海は崩壊を覚悟して頭を抱えた。が、今まで戯画不老都を襲っていた震動がピタリとやんだ。
「・・・・・・ば、馬鹿な・・・緻密な計算が必要な分断作業を・・・刀一つでやっちまいやがった・・・」
 鳴海は、目の前のMSを認めざるを得なくなった。

続く
by ookami102 | 2007-05-02 00:04 | Comments(0)