愛すくりーむ
なんか風景が黄色みがかってると思ったら、黄砂だそうで。
かなりカンベンしてほしいです。えきしっ。エキシビジョン。
ソードカラミティのプラモがあったらほしいなぁとか思ったら出てないでやんの。
カラミティガンダムを改造しないとダメらしい。SDで出してくれるのが一番嬉しいんだけどナァ。
・・・勇者だよねコレ?
トランスフォーム
↓オリジナル小説・武者アストレイ一話。絵なし。
第1話『若武者、発(た)つ』
阿須城陥落から幾年かの時が経つ。
その際に零怒(れっど)により叢雲(むらくも)家に預けられた武留宇(ぶるう)も青年となり、立派な剣士に育っていた。
ここで叢雲(むらくも)家について書いておこう。
叢雲(むらくも)家は王武、晴嵐(せいらん)の従属国で、叢雲忍軍の育成地としても名高い。
現当主の叢雲劾(ムラクモガイ)と零怒(れっど)は旧知の仲であり、そこを通しての武留宇(ぶるう)を任せたのであった。
現在、阿須城陥落の際に手引きしたと思われる、沙箔家(さはく)当主・魏那(ぎな)が阿須城を足がかりに王武に攻め入っている状態だ。
晴嵐(せいらん)としては、沙箔家と明日覇(あすは)家とのいさかいと取り、現在は静観という形を取っている。
他2国も似たような見解なのか、はたまた沙箔家は手回しか、各々手出しはしていない。
「武留宇(ぶるう)よ、お前もそろそろ年頃になった・・・話しておかねばならぬことがある」
ある時、叢雲家当主、叢雲劾(ムラクモガイ)が武留宇(ぶるう)にそう言った。
武留宇(ぶるう)はあの時のショックで、幼少の時の記憶をなくしていたのだ。
その間、武留宇(ぶるう)は自分は叢雲の生まれであり、叢雲の侍になるであろうと思っていた。
劾は今までの経緯を武留宇(ぶるう)に話していく。
「・・・ということがあり、お前の兄からお前を預かった」
「私に、兄が・・・?」
少なからずショックを受けているようではある。
「私としては、この叢雲の武者として、ここにいて貰っては構わないつもりだが・・・」
阿須家の生き残りとして、成さねばならない事があると続ける。
叢雲家にいる限りそれは成せない。
それにたいしての武留宇(ぶるう)の言葉は、
「行きます」
で、あった。
叢雲家を出た武留宇(ぶるう)はまず自分の成すことを思案する。
それは零怒(れっど)とあい、王武を助け魏那軍に敵対するか。
それとも誤悪留怒(ごおるど)に助勢して王武を攻め落とすか。
そのどちらかが、武留宇(ぶるう)の成すべき事であろう。
王武か魏那か・・・そして、どちらの兄と敵対するか。大きな問題であった。
考えながら歩いていると、不意に殺気を感じ、それと共に、手裏剣が地面に突き刺さった。
もう少し反応が遅ければ武留宇(ぶるう)の体に刺さっていたところだ。
「何奴か!」
「へへへへ」
武留宇(ぶるう)の言葉に、密林から1人の忍びが姿を現した。
「射雷蛇(いらいじゃ)!?」
それは共に修行を行ってきた親友の叢雲忍軍・射雷蛇・仁(いらいじゃ・じん)であった。
「あんまりお前が辛気臭い顔をしていたものでな、からかったまでよ」
と、旅の荷を背負うと、武留宇(ぶるう)の横についた。
「射雷蛇(いらいじゃ)、お前・・・」
「なあに、旅も修行の一貫よ。
なればお前と同じ方角に向かおうと、劾さまも文句を言うまい」
と、はははと笑った。
こうして、旅の連れを得た武留宇(ぶるう)の旅が始まるのであった。
続く。